和室がもたらす効果とは?②

2015.12.29

和室がもたらす効果について、前回は畳の効果からお話しさせていただきました。

 

 

今回は和室そのものがもたらす効果として、くつろぎやすい空間となることについてお話しさせていただきます。

 

 

和室は落ち着きやすいと感じる方は、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
この気持ちには、日本人特有の色彩からくる理由があるのです。

 

 

まず和室自体が、障子や畳、漆喰の壁や木目などのアイボリー系や、オフホワイトの色味で構成されていますよね。
こういった色合いは刺激が少なく、体全体をリラックスさせてくれる効果があるのです。

 

 

また、和室は色の明度が絶妙です。

 

 

人間に限らず、生き物の多くは保護色に囲まれている時がもっとも安心できます。
日本人にとっては、この明度がだいたい50%で、ちょうど保護色にあたります。

 
そして、和室を構成する畳や柱、化粧壁などがすべてこの50%前後で構成されているのです。
例えば、和室の明度は40%、柱などに使われている木目は50%〜53%ほど、ベージュの化粧壁が55%〜60%ほどです。

 
自分の色におよそ似通った色に囲まれていることで、安心感を得られるのですね。

洋室が真似することができないのが、こうした明度の演出です。

 
和室の場合は立体的な家具などを置くことが少ない分、より視界を広く確保し、部屋全体の演出を深めることができるのです。